当時、まず孫河からくみ上げられた水は、まずここ来水亭に運ばれこちらで漂白粉をいれて消毒された後、工場内の水槽に運ばれていったそう。ヨーロッパ風の造りで、1910年の建設。

この建物は、天津徳商瑞記洋行の設計。洋行とは当時外国人が中国に開設した商社のことで、瑞記洋行はユダヤ系の商社だそう。

広い敷地内に、円形状の劇場のような可愛らしい姿が目立ちます。         →
ヨーロッパ式の風格とレンガ造りの外観ですが、実際の建築方式には中国の伝統的な”糯米灌奬”(レンガや石の間に糯米水と石灰を混ぜたものからつくられる
一種の接着剤)といわれる技術を採用!

中国方式と西洋方式を取り入れた建築として、有名なんだとか。
←来水亭の中に頼んで入らせてもらいましたが、中は特になにもありません。

観音菩薩像がありましたが、これは当時のものではないそうです。                  →
←これは、来水亭の中におかれていた、当時の水塔の写真。

高さは54メートルもあるそう。ドイツ人が設計した六角形の塔で、まわりには12匹の龍の装があったんだとか!!!1910年に使われ始め、1950年代にに取り壊されてしまったそう。いまは写真でしか見ることができません。
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