28 APR 2005
那家小館
地下鉄西直門駅から904バスに延々ゆられ、香山の一歩手前にある植物園でおりると、植物園正門すぐそばに、このレストラン”那家小館”があります。
知り合いの方から名前を教えていただき、ネットで調べてやってきましたが、何を隠そうここは由緒正しき満州族の八大姓氏のうちの一つ、葉赫那拉族の末裔の方が始めた満州族のレストラン。葉赫那拉族の那から那家とよばれるそうで、きく人にはピンとくる名前。そうですっ!あの西太后の出身である葉赫那拉族なのです!ちなみに愛新覚羅も八大姓氏のうちの一つです。

←洒落た店構え。ここのオーナーの姓はもちろん那さん。そして西太后は遠い親戚だとか。歴史ある宮廷料理を受け継いできた彼は、高級な宮廷料理のうちでも有名な皇壇子というスープを、なんとか庶民クラスにできないかと試行錯誤して新しい皇壇子を作り出した方。
←お料理もさることながら、レストランの内装や家具などにもこのオーナーのセンスがちりばめられてて、あまりの素敵さにため息がでます。
陽光が燦燦と入りこみ、ゆったりとした音楽がかかって、とても気持ちのいい空間でした。

店内にいると、とっても北京から一時間も離れた田舎にやってきたという気がしません。あっと驚くほどお洒落な店内です。→
←そしてこれまたお洒落なメニュー。
パズルみたい。

こちらは、お座敷席。     →
なんだか日本っぽいです。本来であれば冬でも暖かい、オンドル式なんでしょうかね?造りはそんな感じに作られてました。満州族って東北のほうですもんね。

でもなんだかとて〜も落ち着くんですよ、この席に座ってると。
光がたっぷりはいってとっても静かで、郊外でゆっくり過ごしたい人には本当におすすめのレストランです。気のせいか植物園も近いとあって、空気も市内よりすがすがしい気がします♪     注: 文字用の領域がありません!
北京市海淀区香山一課(本当は木偏)松29号(北京植物園正門を南に100m)

пF010−8259ー8588
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