9 MAR 2005
梅府家宴
←後海エリアのひっそりとした胡同の暗闇の中、そこだけ浮かび上がるように灯篭の明かりがともされているのがここ”梅府家宴”。まさかこんな所に?というくらい、胡同の奥にある隠れ家チックなレストラン。昔あった四合院を現代風に改築してあり、映画の世界にまぎれこんでしまったような、幻想的な雰囲気。1930年代のオールド上海を感じさせます。

名前の通り、ここは京劇の女形《梅蘭芳》にゆかりのあるレストランで、梅蘭芳の息子さんがここの名誉会長であるとか。入口には、梅蘭芳が京劇で楊貴妃を演じた時の、まばゆいばかりの衣装が展示されています。

店内にも、梅蘭芳のゆかりの品や写真が展示されつつ、インテリアのように飾られています。ただここは彼の邸宅跡ではありません。
レストランはあっさりした上海料理。太ることを何よりも気にしていた彼は、食事にとても気を使い、徹底して油の少ないあっさりした味付けの上海料理にこだわっていたそう。毎日の食事は、上海からわざわざよびよせたコックに作らせていたのだそうです。
←美しい庭園風の造りになっていて、敷地内はとても広くそれぞれの部屋が個室のように分かれています。

格調ある骨董風家具に囲まれているので接待にもぴったり!! →
←店内の様子。1930年代のオールド上海をモチーフに作られた店内ですが、シャンデリアの美しさが見事!きらびやかな派手さはないですが、歴史を感じさせる美しさです。

店内には、梅蘭芳の歌声が流れ、ノスタルジックな気持ちを高めます。         →
←こちらが本日のメニュー。コース料理をすべて手書きで書いてくれていました。今回は300元のコースをセレクト。
センスがすごく素敵♪
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