23 FEB  2004
鼓楼付近の煙袋斜街という通りに、道教の寺院である道観があって、その500年余りの歴史のある道観を改装して造られたのがこの”三生万物”というレストラン。
この名前は、道教の教えのひとつでもある「老子(道徳経)」の第42章にでてくる

道生一 一生二 二生三 三生万物

からとっているのだそう。(道は一を生じ 一は二を生じ 二は三を生じ 三は万物を生ず)
煙袋斜街の通りの真ん中ほどに写真左図の道観入口がみえ、その3つある入口の一番
右をはいっていくと(写真真ん中。夜になるとちょうちんが灯ります)
写真右図のような民家がず〜っと奥まで続いていて、この先になにかあるのか?ってところで
いきなりレストランの入口にぶつかります。洗濯物を干してたりする一般民家の中を
とおっていくのでなんだかはいっちゃいけないところに入ってきてしまったような感じ(笑)
中は骨董の家具に囲まれていながらも現代的なセンスを感じます。500年の歴史があるといわれる風格はそのままいたるところに残してありました。

この日お客さんは私達しかいなく貸切状態!選んだのは100元のコース(1300円くらい)でしたがでてくる料理すべて見た目も美しく味も最高!!うなってしまうほど大満足の一夜でありました。

お料理は、民間菜とのことで、特に北京料理とか広東料理とかって枠にはいれず、全国の民間料理を出しているとのこと。しかも、完全予約制で、メニューはないのですべてお任せ。100元と150元の二つのコースから選べます。苦手なものとかをいっておくと配慮してくれるそうです。予約は、できれば前日までに。当日のお昼までならぎりぎり夜の分を受け付けてはくれるそうですが、席に空きがないと不可能です。
2008年現在取り壊しのため営業停止。
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