世界遺産 雲崗石窟2
大同紀行
4世紀末、異民族鮮卑族によって統治された北魏の時代。5世紀に大同が北魏の首都となり、洛陽に遷都されるまでの100年の間、都として栄えますが、当時の北魏は仏教を非常に崇拝し、また漢民族との融和の意味でも仏教が積極的に布教された関係で、ここまで立派な石窟がつくられたのだそう。

洞窟の数は53、仏像は大小あわせて5万1千体ということですが、とにかく壁いっぱいに巨大に彫られた仏像たちの姿にはただただ圧倒されるばかり。仏像の表面にあいてる穴は、中国人ガイドさんの説明によると、なんでも表面全体に杭をうって、そして仏像全体に漆喰とか彩色、上塗り等の加工をしたのだそう。でも今はみんなはがれてしまったので、穴だけが残っているのだとか・・・。
でも、どの仏像の顔立ちもとても優雅で美しく、優しい顔。細かいものだと小指くらいの仏像まで精密に彫られていたりして、当時の人の信仰の深さというのを実感できます。
←こちらが雲崗石窟のシンボルといわれている仏像。
大きくてまっすぐ見開かれた目は、とてもりりしい感じがして、ずっとみてても見飽きない気がします。
とにかく横にひたすら続いていて、すべてまわりきるのはけっこう大変・・・。→
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