22 MAR 2009
壹条龍
『壹条龍』は、1785年山東人の回教徒 韓氏によって開かれた羊のしゃぶしゃぶのお店。当時は南恒順という店名だったそう。壹条龍といわれるようになるのにはいわゆる伝説があるそうで、それは、

「1897年の春、いかにも立派な人相の主人と使用人という感じの二人の客が店にはいってきて、羊のしゃぶしゃぶと焼餅を味わい”噂は本物だ”と大絶賛。でも”急いでいてお金をもってきていない”と店主にいったのだそう。

そこで店主は笑いながら”見たところ怪しい方のようにはお見受けできないのでかまいませんよ”といって二人を帰したところ、なんと翌日宮廷の太監がお金をもってやってきた!そこで店主は昨日のお客が光緒帝だったことがわかり、皇帝の座った腰掛を『龍橙(下に几)』、火鍋を『宝鍋』として祭ったそう。そしてこれらを争って見にきた人々によってお店は”壹条龍”と呼ばれるようになっていったのだとか。
創業当時、店主の韓氏は『南恒順羊肉館』の看板を、『南恒順』と
『羊肉館』とわけてつくって二つを並べて掲げていたのだそう。ところが南恒順の方の看板は、文革中に消失。羊肉館のほうだけがいまでもお店に大事に保存されているのだとか。

←こちらがその『羊肉館』の看板。
お手洗いチェック:★★★
北京市崇文区前門東大街2号楼 首都大酒店対面

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