1 FEB 2005
月明楼 老北京料理
後海すぐ近くの細い胡同に、突如浮かぶ清代の茶館を思わせる建物が月明楼。
レストランでもあり、茶館でもあり、そして伝統芸能である評書をきける場所でもあります。

月明楼は実際に清の時代、前門辺りに実在した茶館だったそうで、その様子を再現したのがここだといわれています。評書は中国の伝統的な娯楽のひとつで、講談師によるお話。北京で評書の第一人者というほど有名な連麗如女史が、自身の評書を聞かせるための場所をということで、この月明楼を開いたのだそうです。建物は二階建ての木造建築で、レトロな雰囲気たっぷり♪
二階にはオープンエリアがあり、夏はそこでビアガーデンも可。目の前には後海のネオンがキラキラと
ゆれ、湖からの気持ちいい風を感じることができます。
こちらの料理はすべて老北京といわれる北京の伝統料理。
←これは代表中の代表の、
麻豆腐。いわゆるお豆腐のかすを発酵させてできたもので、かなり酸っぱく独特の味。納豆が食べられる人は大丈夫でしょう。これがたべられたらあなたも北京通!の一品です。

こちらは、葱爆羊肉。柔らかくてまったく臭みのない羊肉は北方ならではの代表料理。葱と香菜の香りととてもよく合います。→
←こちらも北京の伝統料理”春餅”。
春巻きの皮に、みそをつけいろんな具を巻いていただきます。これが素朴でとってもおいしく、いくらでもはいってしまいます♪
今回の具になるおかずは、ほうれん草と春雨炒めに、卵と韮炒め、そしてモヤシと豚肉炒めでした。
            そしてこちらが評書。→
お店の一階にある部屋で開かれます。北京の人にとって評書というのはとても人気があり、いついっても地元の人々でいっぱい。昔話なので、聞き取るにはかなりの中国語レベルが必要ってところがちょっと外人には厳しいですが・・・笑 1人10元で、お茶は別料金。
北京市西城区什刹海鴉兒胡同甲21号
пF010−6400−2069
*残念ながら2005年9月現在月明楼は閉店。今は建物をそのまま使用し湖南料理レストランになってます。
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