炎黄国医館
(元アメリカ大使館)
←前門の旧北京駅の対面に位置する釣魚台前門賓館。
ここに、中国漢方で有名な炎黄国医館があります。
以前は迎賓館でしたが、現在は一般にも開放されています。

今回はここに、薬膳と漢方エステを体験しにやってきました。
門のところで一応門番さんにきかれますが、食事にきましたといったら、すんなりいれてくれます。エステは入口左にある炎黄国医館の建物で、薬膳は敷地中央の洋館で食べることができます。
←そして中央の洋館は、戦時中のアメリカ大使館でありました。当時の大使館街であった東交民巷は、この建物のすぐ後ろになります。東交民巷からは入ることができなかった建物が、逆の入口からはこうも簡単に入れてしまうのもなんだか不思議な感じです。

洋館の横の壁に彫られてあった、アメリカ政府の文字。歴史をこの目で確認できる瞬間です。 →
←洋館の前には、芝生とバラの中庭が広がります。春にきたらきっともっともっと美しい景色がみられることでしょう。

この敷地の一番東交民巷側にある洋館は、カンボジアから中国に亡命していたシアヌーク元国王が住んでいた洋館で、今でも彼の所有だとか?!
アメリカ大使館だった当時のマリンブルーの木の窓枠の外観を残しながら、建物の中は綺麗に改修されています。でも基本的な造りは昔のまま。入口入ってすぐの階段は、当時もこの優美な姿で、ここでいろんなお客様を迎えたことでしょう。

右は、大広間の様子。天井が高く木のドアは重厚でどっしりとしてます。ここで、当時は数々のパーティが行なわれたのでしょうね。目を閉じるとなんだかパーティの様子が目に浮かんでくるようです。
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